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白いアジサイ

ごあいさつ

こころにも手当を

私たちは身体の傷には慎重に対応しますが、こころの傷の手当を軽視する傾向があります。

誰でも、時にはこころに傷を受けながら生活しています。

しかし、痛みを感じても傷口の手当てをするどころか、放っておくことが多いのではないでしょうか。

出血しそうなら、こころにも手当てが必要です。

身体の健康と同様に、こころのメンテナンスをして健康な生活を維持していくことも大切だと思います。

そのためのお手伝いを、次に掲げる3つの特色を中心にして取り組んでまいります。

にしむらクリニック 3つの特色

(1)心の家庭医を目指します

 

私はこれまで多摩地区で精神医療に長年とりくんでまいりました。特に都立多摩総合医療センターでの20年間は、精神科救急や東京ER多摩を受診された患者さまの治療に従事してきました。

私の経験を通して思うことは、症状が重くなってから、また問題が大きくなってからようやく精神科を受診する方が多いということでした。早めに対処していれば夜間に救急受診することもないし、緊急に入院することも避けられたのに、と思うことがしばしばありました。

「精神科に行くのは抵抗がある」「受診するほどのことでもない」「そっとしておこう、しばらく様子をみよう」と考えられる方が多いようです。症状が重くなる前に、問題が大きくなる前に、もっと気軽に受診し相談することができれば、緊急事態に至らずにすむことが多いといえます。

私たちはクリニックを開設するに当たり、気軽に相談できる「こころの家庭医」でありたいと考えました。どんな病気でも「早期発見・早期治療」は原則です。「早めの相談」「早めの手当て」が大切といえるでしょう。

さまざまな理由でご本人が受診・相談に来られないこともあります。ご家族だけでも早めにご相談されることをお勧めします。

(2)スタッフが協力し、ていねいな医療を提供いたします

はじめて受診された方には臨床心理士が医師の診察前に問診をさせていただくことがあります(予診)。また必要に応じて心理検査、カウンセリングを行います。
心理検査は、診療の一助とするとともに、患者さまがご自身の治療に役立てていただけるよう結果をお伝えいたします。

カウンセリングは、お話を受容的・共感的に聞かせていただくことが基本です。症状に応じて認知行動療法や家族との面接を取り入れていきます。
またこころの悩み・わずらいは、多かれ少なかれ仕事や家庭生活にも影響してきます。そのため医師だけが対応する医療から多職種が連携してさまざまな生活上の問題についても 解決していくことが大切になります。当クリニックでは、各スタッフが協力して問題解決にあたります。

(3)地域の医療・福祉機関と連携をとります

 

私は保健所の相談医、グループホームや作業所の顧問医として地域に積極的にかかわってきました。そのため多摩地区で活動する多くの医療・福祉関係者と顔の見える関係を築いてきました。当クリニックは、地域で活躍する方々と連携してネットワークづくりをすすめています。

クリニックだけでは問題が解決できないことがあります。そのような場合は、ネットワークの連携の中で対応をしていきます。

近隣の医療機関をはじめ、訪問看護ステーション、保健所、家庭支援センター、教育相談所、学校などと協力して包括的な支援をめざしてまいります。

​院長 西村 隆夫  

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